2008年05月18日
黒田チカ

黒田チカは、明治17年(1884年)佐賀市通小路に生まれる。生家は、旧福田家東隣付近であった。
東北帝国大学にはじめて女子学生として入学した一人で、ベニ花色素カーサミンほか、植物成分の構造研究を行う。
幼少の頃、勧興小学校に入学し、その後、佐賀女子高等師範学校理科に進学する。そして、大正2年、当時の女子としては初めて帝国大学である東北帝国大学理科大学化学科に入学する。卒論は、真島利行教授の指導で紫根(しこん)の色素の構造を研究、シコニンと命名する。
昭和4年(1929年)、紅花の色素成分カーサミンの構造を決定し、東北帝国大学から理学博士の学位を受ける。
Posted by 吉松 at 19:18 | Comments(0) | 郷土の人物
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