2010年10月04日
旧牛島家・犬矢来
旧牛島家には、町屋によく見られる「犬矢来」があります。「犬矢来」は、家の壁や塀の中程から裾にかけて割竹や細い桟木を円弧状に曲げたり、真っ直ぐ斜めに並べたものです。
もともと「犬の放尿を防ぐ」というのが名前の由来のようですが、そのカーブで泥棒が塀を登りにくくなることや、建物の外壁の裾を、泥はねなどの汚れや損傷から守る役目や、道と家の敷地境界を示すなど、様々な問題の解決に活躍していたようです。
さらに、日本家屋の建物の軒下の空間は、「犬走り」と呼ばれます。
Posted by 吉松 at 12:00 | Comments(0) | 旧牛島家
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