2010年08月26日

楷の木





円通寺境内には、「楷の木」があります。、「楷の木」は、別名「孔子の木」「学問の木」と言われています。

儒学の祖、孔子(紀元前552~479)は、多くの子弟に見守られながら世を去り、山東省曲阜の泗水のほとりに埋葬されました。門人たちは3年間の喪に服した後、墓所のまわりに中国全土から集めた美しい木々を植えました。孔子十哲と称された弟子の中で最も師を尊敬してやまなかった子貢(しこう)は、さらに3年、小さな庵にとどまって塚をつくり、楷の木を植えてその地を離れました。この楷の木が世代を超えて受け継がれ、育った大樹は「子貢手植えの楷」として今も孔子の墓所に、強く美しい姿をとどめています。

その後、「楷の木」は科挙の合格祈願木となり、歴代の文人が自宅に「楷の木」を植えたことから「学問の木」とも言われるようになりました。合格祈願木とされたのは、科挙の合格者に楷で作った笏(こつ)を与えて名誉を称えたからだと考えられています。また、その杖は「楷杖」として暴を戒めるために用いたとされます。




Posted by 吉松 at 23:54 | Comments(0) | TrackBack(0) | 歴史よもやま話
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